書籍紹介

当事務所の川上が、大阪大学高等司法研究科の千葉恵美子先生、髙原知明先生と共同で執筆しました「紛争類型から学ぶ応用民法Ⅰ 総則・物権」(日本評論社)と「紛争類型から学ぶ応用民法Ⅱ」(日本評論社)が発刊されました。事例演習を題材とするものですが、研究者、裁判官、弁護士の視点からの問題の解析を示して、解決への道筋を読者と一緒に考えるスタイルのものです。基本的な演習書ではやや物足りないと感じている法科大学院の学生に役に立つものと思います。Ⅱ巻の債権総論・契約では、債権法改正の議論の成果や国際的な債権像を踏まえて、最近の債権の考え方で有力となりつつある、<remedey(救済措置)>を正面に据えた構成となっています。伝統的な債権像とは異なる新しい債権像に触れることができると思います。

 

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